パナソニックがHIT太陽電池にハーフサイズを投入

パナソニックがHIT太陽電池にハーフサイズを追加することを発表しました。来年1月16日から受注を開始するそうです。

パナソニックのHIT太陽電池は標準タイプの長方形型しかなかったため、屋根の形状や面積によってムダな部分が生じていました。標準タイプだと設置できる枚数が限られてしまいます。小さいサイズであれば設置できるのに、という場合には、予算はあっても設置できませんでした。そのため、本来ならもっと発電できるのにという場合もありました。ハーフサイズを投入することで、それが解消されることになります。シャープや三菱、京セラなど他の国内メーカーの太陽電池モジュールには小さいタイプのものや形状を台形にしたものなど各種あり、日本の屋根によりピッタリに設置できるようになっていました。
今回ハーフサイズの太陽電池を投入することで、よりいっそうHIT太陽電池の普及が進むことが見込まれます。

もともとHIT太陽電池は、市販の太陽電池の主流を占める結晶シリコン太陽電池の弱点である熱に弱いという点を克服するためにハイブリッド構造にしてあり、発電効率がたかいという長所がありました。発電効率で選ぶなら東芝の太陽電池モジュールか、パナソニックのHIT太陽電池モジュールとされています。東芝の太陽電池の方は、まだ標準タイプだけですから、今後、パナソニックのHIT太陽電池の方が需要が伸びていくような気がします。
東芝の太陽電池は世界最高水準の発電効率ですが、そもそも米国メーカーの製品です。パナソニックのHIT太陽電池は純国産、もともと三洋電機が開発したものです。米国メーカーの製品だけに、日本の屋根にあった小さめサイズの太陽電池の製品化ということにはなりにくいのかもしれませんね。そのあたりでも、今後両社の太陽電池市場でのシェアの違いが生まれてくるかもしれないような気がします。

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